【2022年・J1リーグ第4節】川崎フロンターレVS名古屋グランパス


新型コロナウイルスの影響も今のところ日程の進行には大きな影響もない中で進んでいる今シーズンのJ1リーグ。

カタールW杯が12月に開催されるため過密日程の中(特にACL組は過密)行われており、ACL組は今節で既に6試合目のリーグ戦を戦うことになります。

3連覇を目指す川崎フロンターレは昨シーズン序盤に熾烈な首位争いをした名古屋グランパスとホームで対戦。

この試合、勝か引き分けでホームでの連続無敗記録が25試合とJリーグ記録に並びます。

一方、等々力陸上競技場では10年間勝ちがない名古屋グランパス。

リーグタイ記録達成か、それとも不名誉な記録に終止符が打たれるのか。



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J1・第4節 川崎フロンターレVS名古屋グランパス


試合結果


川崎フロンターレ 1-0 名古屋グランパス

【得点者】

25分:マルシーニョ(川崎)


前半開始早々は名古屋にもチャンスがありましたので、そこで決めていれば違った結果になったかもしれないですね。

川崎も決して盤石ではない中でしっかりと勝ち切るところはさすが連覇を達成しているチームだと思いました。

Jリーグタイ記録に並んだ川崎フロンターレは次のホームで新記録を狙います。


プレスがかからない中でも守り切った後ろ5枚の選手達

今シーズンの川崎フロンターレがいまいち波に乗り切れない理由の1つが、前線からのプレスが上手くはまらないことにあると思います。

3トップとIHの2人の問題もあるのかと思いますが、最終ラインの位置が昨年までに比べると低いような気がします。

昨年までに比べると、スタートから少し全体が間延びにてしまっているように見えるんですよね〜


この試合を解説していた中田浩二さんも仰ってましたけど、ジェジエウ選手不在の影響が大きいと思います。

スピードもあり強さもあるジェジエウ選手がいないことに加え、同じくスピードがあるタイプの車屋紳太郎選手も怪我で離脱。

現在CBで谷口彰悟選手とコンビを組んでいる山村和也選手は攻撃を跳ね返すことはできてもスピード勝負だと分が悪い選手です。

その辺りが影響してラインを深く設定しているように思います。


もう1つは前線5枚の選手達、特に左WGに入る選手(この日はマルシーニョ選手)と左のIHに入るチャナティップ選手が守備の時にどうしても遅れてしまうので、その分後ろの選手達もボールの出どころの予測が難しくなっていると思います。

このことも、ラインが深い理由の1つなのかなと思いますね〜


前線の5枚で上手く嵌らない時にピンチになることも多いのですが、昨日の試合では4バックとアンカーの5人で上手く対応していたと思います。

特に谷口選手の安定感が素晴らしく、この試合のMVPと言ってもいいくらいの活躍だったと思います。

元々攻撃を跳ね返す能力は高かったのですが、カバーリングも完璧で守備範囲も以前に比べると広くなったような気がします。

国内トップレベルのCBから国内No. 1のCBになったと言ってもいくらいのパフォーマンスだったのではないでしょうか。

また、アンカーの橘田健人選手も広大な範囲をカバーし続けながら時には積極的に攻撃参加するなど素晴らしい活躍でした。


今後の課題は、この2人がいない時にどうするかということではないでしょうか。

特にアンカーは今のところ代わりになる選手がいなさそうなので、CBの怪我人が戻ってくるまでは橘田選手が離脱することがないように祈るばかりですね。

前線の選手達の守備が上手く嵌まるようになるともう少し違ってくるのですが、川崎フロンターレに移籍してくる攻撃の選手達は守備面で苦労する選手が多いので、チャナティップ選手あたりはもう少し時間がかかるのではないかなと思います。


上手さはあっても怖くない左サイド

この試合で得点を獲ったのが左WGのマルシーニョ選手で、アシストしたのが左のIHに入っているチャナティップ選手です。

2人とも『数字』という目に見える結果を出したことは素晴らしいですね。

ですが、全体的に見ると今シーズンの川崎フロンターレのウィークポイントは今のところ左サイドにあると思います。

守備面では先ほども書いたように、連動したプレスに入ろうとしても少し遅れてしまうことが多いんですよね。

ここに関しては経験値を積まないと難しい面もあるので仕方ないと思いますが、攻撃面でもウィークポイントになっているような気がします。

…というのも、この試合でスタメンだった2選手共に『上手いけれど怖さは感じない選手』だと思うんですよね。


マルシーニョ選手は得点直後にもエリア内でシュートチャンスがありましたが、この時は何故かパスを選択してしまっていました。

その後も左サイドからチャンスはあったのですが、マルシーニョ選手のプレーを見ているとシュートの意識が低いというか自分の目に入る位置にDFがいるとシュートが選択肢から消えているような気がします。

もう少しシュートの意識を高く持って、多少強引でもシュートを打つようになると怖い選手になっていくのかなと思いました。


シュートの意識という点では左WGのポジション争いをしている宮城天選手の方が怖さはあるのですが、マルシーニョ選手の爆発的なスピードは相手にとってかなり脅威になります。

相手が疲れてきた時にマルシーニョ選手を投入するパターンもあっていいと思いますが、シュート意識があれだけ低いと勝ってる負けてる関係なく途中からゲームに出してもそこまで意味はないと思うので、怖さがある宮城選手が控えに回ることが多いのではないかと思いますね〜


もう1人の左サイド・チャナティップ選手については、まだまだ時間がかかりそうです。

今のところのチャナティップ選手の印象は『フィジカルに難のある上手い選手』

5分5分のボールの競り合いで負けることも多く、後ろ向きでボールを受けようとすると完全に狙いどころにされていました。

フリーでボールを持つとワクワクする選手であることは間違いないこともあり、レアンドロ・ダミアン選手や家長昭博選手あたりは相当気を遣ってプレーしているような印象を受けます。

この試合では家長選手が前半の途中から左サイドに流れるシーンが多く、チャナティップ選手を助けているような印象をすごく持ちましたね〜


それともう1つ、チャナティップ選手はいつもいつでも最短距離でゴールを目指そうとしているようなプレーなので、状況によっては落ちついて回すとか、この辺りもまだまだ川崎フロンターレのサッカーにフィットしていないように思います。


次節、早くもイエローカードの累積で出場停止となるチャナティップ選手。

代わりの選手の活躍次第ではレギュラー争いから一歩後退になってしまうかもしれませんが(大島僚太選手もいますし)違いを出せる選手であることは間違い無いので、少しでも早くチームにフィットしてほしいですね。


まだまだ約束事がはっきりされていない印象の名古屋

名古屋グランパスもチャンスはあったと思うんですよ。

特に前半最初のCKでゴールを奪うことができていれば結果は逆になっていたかもしれません。

フィッカデンティ監督から長谷川健太新監督に変わった名古屋グランパスですが、コロナの影響でキャンプが予定通りできなかったという情報もあり、チーム作りがまだまだ完成されていない印象でした。


前監督同様に前線からしっかりとプレスをかけるだけでなく、相手にボールを持たれた時はゴール前をしっかり固めて決定機を作らせない守備は相変わらずの堅さだなと思います。

失点シーンの時だけ一瞬のスキを見せてしまいましたが、川崎フロンターレ相手にチャンスらしいチャンスを作らせていませんでした。


問題は攻撃面。

やろうとしていることは、前監督同様にサイドを突破してクロスを上げて中で勝負するなのかなと思いましたが、マテウス選手と相馬勇紀選手が単騎で突破を試みるだけでは中々チャンスはできないのかなと思います。

昨年と違い、1トップに入ってる酒井宣福選手がポストプレイヤータイプではないことも攻撃を難しくしている要因の1つかもしれません。

体の強い金崎夢生選手を1トップに据えると、もう少し攻撃がスムーズにいくのではないかなと思いました。


とは言え、シュートが上手い酒井選手も使いたくなりますよね〜

特にトップ下の仙頭啓矢選手とはサガン鳥栖時代からの同僚になりますので、お互いの特徴もよく分かっています。

だからこそ、酒井選手と仙頭選手をセットで使いたくなる気持ちはよくわかります。

シーズンは始まったばかりなので、選手の組み合わせに応じた戦術を構築している最中なのではないでしょうか。


守備は堅いので負けることは少ないことが予想される名古屋グランパス。

勝ち点1を積み上げながら、攻撃面の最適解を早く見つけることが上位争いをするための条件なのかなと思います。


次節の対戦相手

サンフレッチェ広島 VS 川崎フロンターレ

名古屋グランパス VS 柏レイソル



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