ベースボール5ってなに?〜手打ち野球が競技になってた!?〜


東京ヤクルトスワローズ1強のプロ野球セ・リーグ。

コロナで大量の離脱者が出た後は連敗続きでマジックナンバーも消滅してしまいました。

それでもセ・リーグの貯金を独り占めしている状況はすごいですよね。

パ・リーグは福岡ソフトバンクホークスに埼玉西武ライオンズが迫る勢いで、俄然面白くなってきました。

そんな中、一昨日こんなニュースがありましたね。

タレントの稲村亜美さんが5人制野球の日本代表になった

すごいなぁ〜と思ったと同時に

5人制野球ってなんじゃらほい???

そう思った方も多いのではないでしょうか。


今回は5人制野球の競技説明と、スポーツとして流行していくのかどうかについて考えてみたいと思います。



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ベースボール5ってなに?

5人制野球のことを『ベースボール5(ファイブ)』というそうです。

野球やソフトボールに似た競技なのだそうですが、5という数字が示す通り5人対5人で対戦するスポーツです。

2018年に世界野球・ソフトボール連盟によって考案されたとのこと。

野球やソフトボールに次ぐ第3の競技として普及している最中なのだそうですよ〜

競技が考案されたのが4年前ですから、まだまだ認知度も低い競技です。僕も、一昨日のニュースで初めて知りました。


日本において野球は最も人気の高いスポーツと言っていいでしょう。ですが、世界的に見ると野球の人気度や普及度はそこまで高くありません。

5人対5人にしたところで、普及度は変わらないような気もしますが、どのようなルールなのかをみていきましょう。


ベースボール5の基本を抑えよう

まずは、ベースボール5という競技の基本を抑えていきましょう。

競技フィールドとゲーム概要

競技フィールドについては以下の通り。

フェアゾーン:18m×18m

塁間:13m×13m

バッターボックス:3m×3m

フェンス:高さ60cm〜80cm

ベース:5cm×5cm

18m四方というかなり狭いフィールドになるんですね〜

5人制なのでソフトボールのフィールド以上に狭いのだろうと想像はつきますが、思った以上に狭いなという印象です。


1チーム最大8人までエントリー可能。尚、フィールドに出ることができるのは5人まで。

男女混合の部は、フィールドに最低2人の女性プレーヤーがいなければいけない。

1イニング3アウトで5イニング制。同点の場合はタイブレーク。

男女混合の部があるってのが特徴の1つかなと思います。今回の稲村亜美さんも男女混合の部に参加していたようです。


そして、ベースボール5の大きな特徴と言っていいのが、

・バットとグローブは使用しない

・ピッチャーがいない

この2つです。

野球なのにバットがいらない?グローブも必要ない?

ベースボール5はゴムボールを使用していることもあり素手のみでプレイするスポーツのようです。

なるほど!これなら、野球を始める時の障壁の1つ『初期費用が高い』という課題をクリアすることができますね〜

バットやグローブって高いですもんね。


ところで、、、ピッチャーがいないってどうゆうこと???

野球にしろソフトボールにしろ、ピッチャーが投げないとゲームが進まないのですが、、、

…というわけで、次はベースボール5独特のルールについてみていきましょう。


ベースボール5には独特のルールがある

野球やソフトボールのルールに準じているものが多いのですが、ベースボール5独特のルールには以下のようなものがあります。


攻撃編

打者が自分でトスしたボールを掌か拳で打つことでゲームが動きます

何と、プレイのスタートはピッチャーではなくバッターなんですね!

故に、ベースボール5ではピッチャーはいないのです。


打つ時の注意点として、

バッターボックスから少しでも足が出てしまったらアウト。また、ホームベースから3m以上離れた場所で最低でも1回はボールをバウンドさせなければいけません。

フェンス直撃やフェンスオーバーもアウト。

また、フェアゾーンでワンバウンドするまではバッターボックスを出ることができません。

フェンス直撃をOKにしてしまうと競技自体がつまらなくなりそうですもんね。怪我のリスクも増えるし。

特に塁上にランナーがいる時のバッティングは難しそうな気がしますね〜


走塁編

打った後は13m先の1塁ベースに向かって走るのですが、衝突防止のため、1塁ベースのみ隣にもう1つベースが設置されています。

尚、もう1つ設置されているベースから1.5mのセーフゾーンが設けられています。

打者はセーフゾーン内に最低でも片足を残した状態で止まらなければいけません。

両足ともにセーフゾーンから離れた状態でボールを持った守備者にタッチされるとアウトです(タッチされる前にセーフゾーンに片足でも戻ればセーフ)


ランナーとして塁に出た場合のルールですが、バッターが打ち、フェアゾーンでワンバウンドするまでは走ることができません。走ってしまうとアウトになります。

ソフトボールのランナーに近いルールのような気がしますね。

バッターが打つことでゲームが動きますので、盗塁はありません。


守備編

守備者に関しては、ファースト・セカンド・サード・ショート・ミッドフィルダーの5つのポジションがあります。

5人はフェアゾーン内であればどの位置で守ってもOKです。

バッターの打球をフェアゾーンで直接補給した場合、バッターはアウトになります。

18m四方を5人で守るのか〜

何だか守備側に相当有利なルールになっていると思うのは私だけでしょうか?


気ままさん
気ままさん

競技概要や独特のルールから分かる通り、『手打ち野球』という遊びがそのまま競技になった印象です。

子供のころ、手打ち野球で遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?


一気に競技の知名度を上げた東京ヴェルディ・バンバータ

今回、稲村亜美さんが所属したチームが『東京ヴェルディ・バンバータ』

東京ヴェルディと聞いて、あのヴェルディのこと?と思った方、大正解です!


サッカーのJ2リーグで戦っている東京ヴェルディをはじめとした総合スポーツクラブ『東京ヴェルディ』の野球部門がバンバータ。

社会人の軟式野球チームやU−15世代の軟式野球・硬式野球のスクールを開講しています。

サッカークラブを発端にした総合スポーツクラブは全国で少しづつ増えてきていまして、有名なところでは新潟アルビレックスや湘南ベルマーレがありますね。

僕が住んでる東海地区だとヴィアティン三重が総合スポーツクラブとして有名なのではないでしょうか。


東京ヴェルディの面白いところは、セパタクローやビーチサッカーなど決してメジャーではないスポーツに参戦していたり、eスポーツや3×3バスケットボールなど今後流行りそうなスポーツにも参戦しているところです。


今回、ベースボール5の知名度UPに貢献したのは間違いなく稲村亜美さんだと思いますが、稲村さんをリクルートしてきた東京ヴェルディのスタッフも素晴らしいと思います。

ちなみに、もう1人の女性プレーヤーは元ソフトボール日本代表の長崎望未さんです。

野球系のYouTubeで長崎さんのことを知っている方も多いのではないでしょうか。


ベースボール5は今後世界的に流行していくのか?

2026年のユースオリンピック(2022年開催の予定が延期)、ベースボール5は競技の1つになっています。

これをキッカケにして世界中に流行していくのでしょうか?


僕の意見は『生涯スポーツや野球に触れるキッカケにはなると思うけれど、流行することはない』といった感じです。


野球が世界的に流行らない理由の1つに『スピード感と創造性に欠ける』というものがあると思っています。

野球はサッカーやバスケットボール・ラグビーのようにチーム全体が動くわけではなく局地的に動くだけなので、いまいちスピード感がないように見えてしまうんですよね。

その点は5人制になっても大きく変わることがありません。

また、18m四方のフィールドで勝負するので戦略性はかなり高いと思いますが、基本は手で打つことしかできないので創造性には欠けてしまいます。

観客があっと驚くようなシーンが作りにくいと思うんです。まして、盗塁もないベースボール5は野球以上に観客が驚くシーンが作りにくいような気がします。


一方で、『遊び』としては面白いと思いますし怪我もしにくい。

何よりボール1個あればできるお手軽さがあります。

これまで野球に親しみがなかった地域の子どもたちも触れやすいと思いますし、人数も少なく運動量も少ないのでシニア世代になっても楽しむことができそうです。

ですので、流行するとすれば生涯スポーツとしてなのかなぁと思います。

また、幼稚園や保育園の年代から野球に触れることができるキッカケになるのではないでしょうか。



世の中にはまだまだ知らないスポーツがたくさんあります。

タレントさんの知名度が陽の目を帯びないマイナースポーツ普及のキッカケになることもあるって面白いニュースだなと思いました。



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