昨日、厚生労働大臣がマスク着用に関する政府見解を会見で話していましたね〜
屋外で十分な距離(恐らく目安は2m)が取れていなくても会話が少なければマスクを外してもいいのではないか?とのことでした。
この状況でも石橋を叩いて渡るどころかダイヤモンドを叩いて渡るような見解で流石に萎えてしまいますね。
GWが終わっても思ったよりは感染者数が増えていない地域が多いですし、そろそろコロナ禍も終了が近いと思うのですが、少なくとも7月の参議院選挙が終わらない限りは終わりを迎えないかもしれないですね。。。
内閣支持率が落ちれば変わるかもしれないけど…
ダイヤモンドを叩いて渡る政府の下、サッカーや野球・ライブ観戦などで観客は歌ったり声を出して応援することができない状況が続いています。
そんな中、Jリーグが声出し応援解禁に向けたトライアルを行うことを発表しました。
来月に2試合・7月に6試合を予定しているそうで、このトライアルの結果次第では声出し応援完全解禁に向けて大きく前進するのではないかと期待が持てますね〜
今回は、Jリーグのトライアルについて書いてみたいと思います。
声出し応援再開の3ステップ
今回は3ステップに分けてトライアルを行うそうです。
この3ステップの結果、声出ししても大きな問題がないと結論が出れば、いよいよJリーグのスタジアムにサポーターのチャントを歌う光景が戻ってくるかもしれませんよ。
ステップ1
2022年6月に実施します。対象試合は2試合です。
6月11日に行われるルヴァン杯の鹿島アントラーズVSアビスパ福岡(カシマスタジアム)
6月12日のJ2・東京ヴェルディVSいわてグルージャ盛岡(味の素スタジアム)
ホーム&アウェイ合わせて最大3000席の声出しエリアを設置してトライアルを実施予定です。
ステップ2
2022年7月に実施します。対象試合は未定です。
ホーム&アウェイ合わせて最大7000人の声出しエリアを設置してトライアルを実施します。
ステップ3
2022年8月に実施します。対象試合はなく、希望するクラブの試合が対象になります。
声出しエリアの最大人数は今のところ不明です。
尚、大きな声を出す可能性があるためスタジアム収容人数の50%以下の観客で試合が行われます。(全てのステップ共通)
声出しエリアについて
声出しエリアなるものが設置されるそうです。
声出しエリアのルールとして、
・不織布マスクを着用すること
・前後・左右は1列ずつ空けること
・肩組みや集団で固まって応援することは禁止
なのだそうです。
夏場に不織布マスクを着用した上で声を出し続けるって相当キツいと思いますが、今回のトライアルは『声出し応援の復活』を色んな人(専門家や政府・コロナが怖い人達など)に認めてもらうことでしょうから、仕方ないのでしょうね。
ちなみに、声出しができるのは声出しエリアのみです。恐らくは所謂『ゴール裏』の一部が声出しエリアになるのではないかと思われます。
声出しエリア以外の座席に座る人達はこれまで通り声を出しての応援はできません。
声出しエリア付近に座っている人達は、声を出し応援したくてうずうずしてしまうのではないでしょうか?
声出しエリアの人達がその他のエリアの人達に『一緒に声を出そう!』と煽らないかも心配です。
結果次第では次のステップに進めない場合もある?
対象試合において、AIなどを使い下記の項目などがチェックされるそうです。
・声出しエリアのマスク着用率
・声出しエリア以外で声出し応援をしていないかどうか
これらの結果が悪ければ、次のステップに進むことができない可能性があるそうです。
対象試合の観戦に行くサポーターやファンの行動が、Jリーグやその他スポーツなどの声出し応援を再開できるかどうかの未来を占うことになります。
これまで以上に、観客のマナーが試されますね〜
また、試合終了後に声出しエリアや声出しエリア付近などの特定の場所で新型コロナ感染者が多くなってしまうと、やはり次のステップに進めない可能性があると思います。

【声出しについて】
現状は声出し応援禁止となっているJリーグやプロ野球などのスポーツ観戦。
声出し応援禁止と言っても一瞬の歓声やため息など自然に発生してしまう声までは禁止対象にはなっていません。
だからこそ、声出し応援禁止に疑問を持つ人もいるわけですね〜
新チェアマン・野々村芳和氏の影響も後押しか!?
2022年4月より、Jリーグ第6代のチェアマンに就任した野々村芳和氏。
今回のトライアルは史上初のJリーガー出身チェアマンとして注目を浴びる同氏の意向も強いみたいですね。
野々村芳和氏とは?
現役時代はジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)やコンサドーレ札幌でプレー。
2001年に現役を引退し、その後は解説者やコンサドーレのアドバイザーなどをされていました。
スカパーのJリーグ関連番組の司会などもされていましたので、その時に野々村氏のことを知った方も多いのではないでしょうか。
2013年からはコンサドーレ札幌の社長に就任されました。
札幌の社長時代にはJ1とJ2を行ったり来たりだったクラブをJ1に定着せたり、東南アジアとのパイプを作るなどの実績があります。
僕の中でもJリーガーというよりはコンサドーレの社長ってイメージが強いですね〜
数年前には著書も購入させていただきました。
サッカーは作品
野々村チェアマン曰く『サッカーは作品』とのこと。
プレイヤーだけではなく、スタジアムにいる観客も含めて全ての人達で作り上げる作品。
その中で『声出し応援はなくてはならないもの』という考えのようです。
サッカーの試合において、サポータの声援が試合の雰囲気を変えてしまうことは間違いなくあります。
現役サッカー選手だった野々村チェアマンだからこその視点なのかなと思いますね〜
だからこそ、一日でも早く完成された作品に戻したいという思いがあるのでしょう。
声出し解禁することでスタジアム観戦を敬遠してしまう人もいるかもしれません。
ですが、そうならないように、そんな人達にも納得してもらえるようにトライアルを重ねて行くことになるのではないでしょうか。
残念ながら、今の日本は責任を極力回避しながら世の中を回していく人達が上に立っていると言わざるを得ません。
政府や地方自治体だけではなく、企業でも学校でもその傾向は強いと思います。
そんな中、Jリーグの勇気ある今回のトライアルがコロナ前の日常に戻る1つのきっかけになるといいなと思います。
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