サッカーの『オフサイド』ってどんな反則なの? 〜今さら聞けないスポーツのルール〜


Jリーグが始まったころの話。

僕の父親がどうにも理解できないことが2つあり、いつも『わけがわからん』と言っていました。

2つのうちの1つが『レンタル移籍』、もう1つが『オフサイド』

プロサッカーリーグが誕生し30年が経過しました。

オフサイドもしっかりと定着してきたと思いますが、まだまだ意味が分かんない方も多いのではないかと思います。

特にサッカーに嵌ったばかりの方だと、目に見える反則(例えば足を削るとかユニフォームを引っ張るとか)じゃないのに審判が笛を吹いてゲームが止まることがよく分かんないのではないでしょうか?

また、VAR(ビデオアシスタントレフリー)の導入により『オフサイドディレイ』なる判定方法も取り入れられるようになりました。

今夏からオフサイドのルール変更があるとも言われています。

今回は、サッカーにおけるオフサイドについて書いてみました〜

オフサイドがよく分かんない方の参考になればいいなと思います。



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オフサイドってなに?

オフサイドとは『攻撃側のチームの待ち伏せを禁止するルール』で攻撃側のプレイヤーがパスを出した時に、パスを受ける選手が『オフサイドポジション』にいた場合に適用になります。

以下の用件に当てはまる場合にオフサイドの反則が適用されます。

1)相手陣内にいること

2)ボールよりも前にいること

3)相手チームの後方から2番目の位置にいる選手よりもゴールに近い場所にいること

味方がパスを出した時、上記3つの要件を満たした状態でいた場合にオフサイドになります。

1)から3)の全てに当てはまるポジションがオフサイドポジションになります。


オフサイドポジションにいること自体は反則ではありません。

ただし、オフサイドポジションでパスを受けなくても、プレーに関与した(関与する意思があった)とみなされる場合はオフサイドになります。

オフサイドの反則をとられると、相手チームの関節フリーキックでゲーム再開になります。

※間接フリーキック…直接相手ゴールにボールが入っても得点にならないフリーキック


今年からオフサイドのルールが改正される?

2022年7月から、オフサイドのルール改正が行われるそうです。

何が変わるかというと、、、

【現状】

頭や胴体・足など体の一部がオフサイドポジションにある場合はオフサイドが適用される

【改正後】

足などの体の一部がオンサイド(オフサイドポジションではない場所)に残っていればオフサイドは適用されない


現状も改正後もわかりにくいルールだなぁ。。。なんて思ってしまいますが、これまでは体の一部でもオフサイドポジションにいればオフサイドだったのが、体の一部でもオフサイドポジションにいなければオフサイドは適用されないということです。

これを一瞬で判断する副審ってすごいですよね〜

※手は体の一部に含まれません。サッカーにはハンドという反則があるため基本的に手でボールを扱うことができないためです。


具体的なオフサイドシーンを考える

では、具体的にオフサイドになる場面をいくつか考えていきましょう。

図で示しますのでわかりやすい…はず…


典型的なオフサイド例

まずはオフサイドの典型例を挙げてみたいと思います。



攻撃側(赤の8)の選手がボールを持っています。

ボールを持っている選手の前方にいる赤の選手(赤の11)は、青(守備側)の選手が自分の前方に1人(GK・選手1)しかいません。

オフサイドポジションの3要件を満たしているので、この状態で『赤の選手11』にパスが出るとオフサイドになります。

赤の選手11以外の選手はオフサイドポジションにいないので、11以外の選手にパスが出たとしてもオフサイドにはなりません。


戻りオフサイド

サッカー中継を見ていると『戻りオフサイド』という言葉がよく出てくると思います。



攻撃側(赤)の選手6が前方にパスを出しました。

パスの受け手である赤の選手11、パスを受けたポジションはオフサイドポジションではありません。

ですが、選手6がパスを出した時は選手11は赤丸で示したポジションにいました。

パスを出した時にいたポジションがオフサイドポジションだったためオフサイドになります。

これが戻りオフサイド(オフサイドポジションからオンサイドポジションに戻ってボールに関与した)になります。


シュートのこぼれ球に対するオフサイド

シュートのこぼれ球を押し込んでゴール!!…と思いきやオフサイドでノーゴール。。。

これもよくみるシーンですよね。



攻撃側・青の選手10がシュートを打ちます。

守備側のGKがボールを弾いて止めますが、そのボールが青の選手11のところにこぼれてきます。そのボールを青の選手11がシュート!

しかし、青の選手11がいるポジションがオフサイドポジションなのでゴールは認められません。

尚、味方がシュートした後にオフサイドポジションに素早く動き、こぼれ球をシュートしてゴールを決めた場合はゴールが認められます。


GKが前線に上がってしまった時のオフサイド

負けている時の最終盤、コーナーキックになるとGKが前線に上がって攻撃に参加することがありますよね。

また、近年ではGKの守備範囲もかなり広くなり、DFのような動きをするGKも出てきました。

GKがゴールマウスを離れている状態の場合、オフサイドはどうなるのでしょうか?



ゲーム最終盤、GKがコーナーキックの時に前線に上がっていました。

コーナーキックのこぼれ球を相手チームが拾ってカウンターアタックを仕掛けます。

GKが前線に上がっていた青チームは選手4しか守備側の選手がいない状況になりました。

攻撃側・赤の選手8がボールを持っていますが、この状況で赤の選手8が前方にいる赤の選手10にパスを出すとオフサイドになります。

なぜなら、赤の選手10はオフサイドポジションにいるからです。

よく間違えられるのが『相手チームの後方から2番目の位置にいる選手よりもゴールに近い場所にいる』という要件なんです。

この場合だと、青の選手3が後方から2番目の位置にいる選手になります。

サッカーには『最終ライン』という言葉があり、これは『GKを除く守備側の一番後ろにいるフィールドプレイヤーがいるライン』のことを指すのですが、オフサイドは『最終ラインより前方にいること』が要件ではありません。

『最終ライン』と『後方から2番目の位置にいる選手』は明確に違いますので要注意ですね。

ちなみに、ボールより後ろにいる選手がパスを受ける場合はオフサイドになりません(ボールより前にいるという要件を満たさないため)


オフサイドトラップってなに?

サッカーの守備戦術の1つに『オフサイドトラップ』という戦術があります。

守備側が意思統一をはかり、攻撃側の選手がパスを出す瞬間にディフェンスラインを前方に押し上げることで、攻撃側のパスの受け手になる選手をオフサイドポジションに意図的に取り残してしまおうという戦術です。

守備側の選手達の意思統一が重要になるので、少しでもタイミングがずれてしまうとオフサイドにはなりません。

また、上で書いたようなオフサイドルールの改正がされるとオフサイドトラップはより難しくなると思います。


オフサイドにならない場合はどんな時?

オフサイドポジションにいるのにオフサイドにならない場合があります。

1)スローインの時

2)ゴールキックの時

3)コーナーキックの時

4)攻撃側がパスやシュートをした後にオフサイドポジションでプレーに関与した場合

5)オフサイドポジションにいる選手がボールに触れる前に相手選手がボールに触れた場合

1)から3)は全て一旦ボールがピッチの外に出た後で再開するプレーですね。

ただし、コーナーキックの際のショートコーナーやコーナキックをシュートした後のこぼれ球など、攻撃側の選手が1回ボールに関与した後のプレーはオフサイドが適用されるプレーになるので要注意です。


サッカー以外にもオフサイドがあるスポーツ

オフサイドという反則はサッカー以外のスポーツにもあります。

サッカー同様にオフサイドという言葉をよく聞くスポーツがラグビーではないでしょうか。

他のも、アメフトやアイスホッケーにもオフサイドがあります。

適用条件は各スポーツによって違いがありますが、様々なスポーツのオフサイドを調べてみるのも面白いかもしれませんね。


サッカーのルールの中でもわかりにくいと言われているオフサイド。

この記事で少しでもオフサイドを理解していただけたら嬉しいです。

なお、サッカーの審判にフォーカスしたネット配信番組『Jリーグ・ジャッジリプレー』という番組があるのをご存知でしょうか?

火曜日にDAZNで配信されている番組なのですが、審判目線でジャッジについて解説してくれるのでとてもいい番組ですよ!

DAZNに入っている方はぜひ一度見てみてくださいね〜



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